2009/08/19

Gift from the sea

夏を感じさせてくれる表紙で再び、この本を買った。
私は夏の間、いつもバッグの中には「海からの贈り物」の文庫本が入っていて。この本の著者はAn Morrow Lindobergh。あの大西洋単独横断飛行の成功者Charles Augustus Lindberghの夫人です。私は丁度、人生の折り返し地点にきていて、改めてこの本を読むタイミングとなり。今の私がどうあるべきか?著者自身が島で出会ったほら貝、つめた貝、日の出貝、牡蠣、たこぶね、幾つかの貝...から有益な助言を見出すという女性に是非、読んでもらいたいと思う一冊です。
昨年の夏から、私の母親が病気で入院。今は特別養護施設で生活しています。今の段階ではこの状況のままで一生を終えるかもしれませんが..私はそのことがきっかけで、今、自分がどうあるべきか?母親の姿を見て、人生観が変わりました。そして「海からの贈り物」はまさに私の人生観が変わったことと重なり、情報や物が溢れている環境の中、自分がどうすれば満たされるのか、この本では”つめた貝”が答えてくれます。「自分というものの本質を再び見出すために一人になる必要がある」と。きっと夏が終わっても、私のバッグには入っていて、気まぐれに、どのページを開いても私に大切なことを考えさせてくれる本だと思います。大切な友人にプレゼントしたいなあ。
私自身、ほら貝のように簡易な生活を理想としたい。

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